日本初!PCR検査室車載「移動式PCR検査バス」最短3hで結果報告。群馬の民間救急サービス会社が6月OPEN システム運営会社×遺伝子検査学大学教授と連携して検体採取、PCR検査〜結果報告まで一元管理
「移動式PCR検査バス」は、車内に検体採取会場と衛生検査所認可を取得したPCR検査室を設け、PCR検査に必要な設備を全て備えるサービスです。コロナ禍において日々感染者輸送に従事していた当社は、その経験からPCR検査の結果の迅速さの必要性を感じ、「必要とするところへ出向けたら・・・」との思いから大型バスの改装を考案。群馬パース大学の遺伝子検査学教授 長田誠先生×システム構築サービスを提供している株式会社nullと連携して実現させました。従来衛生検査所は、固定の住所しか認められていませんでしたが、今年の2月に新型コロナウイルス検査のための臨時衛生検査所として移動式が許可され、バス型の衛生検査所は日本第1号となります。
PCR検査は、依頼者から検体をお預かりしたあと、検査所に集めて検査を行うケースが多く、結果のご連絡までに数日掛かります。PCR検査は初期の感染状況を確認するために最も適した検査法で、感度・特異度ともに高く、5コピーのウイルス配列が存在すれば陽性となります。現在、感染から発症までは約3日間といわれているため、発症前にPCR検査をして当日報告をすることで、不要な自粛活動から解放されることを目指します。検査室は、IoT機器を使った最新のクラウド保安システムでモニタリングしており、検査業務を記録管理する専用の業務システムと連動して管理を行い、従来の検査施設と同等以上の性能を実現。高精度で正確な検査結果を最短で3時間〜当日中に提供することを可能にしました。
バス内には、技術研修を合格した臨床検査技師、 感染対策の教育研修を受講した搬送スタッフが常駐しています。検査料⾦は、保険適用検査、行政検査であれば、検査料金=1検体6,600円(税込)※ 。不活化試薬入り唾液採取キット、鼻咽頭スワブ提供の場合も、追加料金はありません。行政や企業、医療団体など幅広い用途に対応できるよう、「拠点開設プラン」「集荷プラン」「来店プラン」の3つのプランを用意しました。拠点開設は、大型バスの駐車スペースがあれば可能です。さらに、民間救急、感染症輸送で培った経験を活かし、緊急のクラスター発生事案も速やかに対応します。 ※保険点数の改定による変更の可能性あり
■「移動式PCR検査バス」概要
サービス開始日:2022年6月4日(土)
電話番号:050ー3154ー1109
検査料金:1検体6,600円(税込)※保険適用検査、行政検査の場合のみ
営業時間:12時〜25時(集荷最終:22時/検査最終:23時)
提供プラン:
①拠点開設プラン※1⽇30件以上の検査件数が⾒込まれる場合のみ②集荷プラン③来店プラン
HPサイト :https://pcr.delivery/
※1 空車がない場合、対応できないことがあります。空き枠については拠点開設カレンダーをご確認下さい
※2 検体数によりお時間をいただく場合がございます。
※3 自費検査を目的とした拠点開設は7日前までのお申込み、最大3日間までとなります
■リアルタイムPCR検査について
従来のPCR法は、遺伝子を増幅した後に電気泳動という方法で増幅産物を確認する必要がありましたが、リアルタイムPCR検査はサイクルごとに蛍光を測定することで、増幅をリアルタイムに観察することができます。当検査所の新型コロナウイルス感染症の検査では、このリアルタイムPCRの特性を活かして、唾液や鼻咽頭ぬぐい液中のウイルスを検出します。