矯正歯科診療オンラインサポートサービス b-ortho / 矯正歯科業務管理プラットフォーム b-align 6月2日から提供開始
一般歯科医(GP=ジェネラル・プラクティショナー、虫歯や歯周病を治療する歯科医師)が行う歯科矯正のプロセスを、Braceドクターがオンラインできめ細かくサポートします。Braceドクターとの対話はオンラインツールで行い、初診の相談に始まり、患者の検査データ(レントゲンや3Dスキャン)の診断・分析、治療方針の決定、治療、経過観察まで一連のプロセスをオンラインでサポートします。
治療時に、患者を診察する歯科医師はタブレットのほか、スマートグラス(NTTドコモ提供、Google の Glass Enterprise Edition 2)を利用します。それらに搭載されたカメラにより、患者の口腔内の画像や映像をBraceドクターが確認し、リモートによる診療の支援が可能です。
b-orthoによる診療オンラインサポートの様子
②「矯正歯科業務管理プラットフォーム b-align」 〜業務効率の改善を支援
矯正歯科医に必要な日々のカルテや診断情報などをはじめとする紙ベースで管理していた全てのことを一括管理でき、様々なサービスの登場により散らばりがちなデータベースのハブとなるプラットフォームを安価に提供します。長年臨床に実際に携わってきたドクターならではの視点で開発したUI/UX重視のオンラインソフトウェアにより、OSやタブレットの種類に縛られることなく作業ができ、診療以外の数多くの業務をシンプルにし、トータルに業務効率を改善します。b-alignは特許申請中です。
■開発の経緯
当社代表で矯正歯科医の吉住は、米国で遠隔診療が一般化する中、日本でもオンラインとテクノロジーを活用して、矯正治療と矯正歯科の課題を解決したいという意向があります。岩田は新卒で電通に勤務した後、Googleで営業や広告プロダクトの担当として業務を行い、そしてTikTokを運営するByteDance入社後は広告プロダクトの責任者としてサービス開発及びセールス戦略を推進してきました。異業種のバックグラウンドを持つ2人がタッグを組み、患者が様々な場所で専門的な診療を受けられるよう、新たにサービスを開発し、実用化しました。
<一般歯科が行う矯正治療の課題>
○矯正治療の質の底上げ
矯正治療は年々高度化しており、質の底上げは重要な課題です。一般歯科医(GP)に矯正治療経験が少なく診断や手技に不安がある、都市部に矯正歯科医が集中し、地域での矯正治療の提供に障壁があるなどの課題に対し、オンラインサービスを通して高度な治療技術を持つ矯正歯科医が専門的な診療・治療をサポートします。
○専門的な診療・治療にかかる費用
もう一つの課題に、歯科医師の中でも非常に少ない、矯正歯科医を非常勤で雇う場合のコストが挙げられます。オンラインサービスにすることで、従来の30%以上抑えた手頃な費用で専門的な治療をサポートし、クリニックに寄り添うサービスの提供が可能です。